「自画自賛」で終わらせない。
連結組立工法は鉄の熱変性や接合部の破断、コンクリート打設時の結束の乱れも防ぐことのできる、品質的にも優れた工法です。
九州共立大学工学部の高山俊一教授にご協力いただき、その効果を測定いたしました。
鉄筋連結組立工法の効果を測定
実験協力:九州共立大学工学部・高山俊一教授
草垣工業の独自技術「鉄筋連結組立工法」は、配筋工事の効率化を図ることで作業時間を大幅に短縮し、現場の安全性も高まる画期的な工法です。鉄筋に溶接熱を加えず、さらに針金による結束も行わないことで、鉄の熱変性や接合部の破断、コンクリート打設時の結束の乱れも防ぐことのできる、品質的にも優れた工法だと自負しています。
ただ、作業の効率化に関しては、現場で実際に確認することができるものの、建築物の構造材としての品質は、竣工後の建物を破壊しない限り、明確にはなりません。直下型地震などが発生し、外部から大きな力が加わった時、草垣工業が誇る鉄筋連結組立工法は、在来工法による鉄筋よりも高い強度を発揮できるのか。
より多くの建築現場で、私たちの工法を採用していただくためには、品質に関しても自画自賛ではいけない。そう考え、九州共立大学工学部の高山俊一教授のご協力を仰ぎ、1ヵ月におよぶ『鉄筋コンクリート梁の曲げ性状』実験を実施していただきました。
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以上の実験結果によって証明されたように、「鉄筋連結組立工法」による鉄筋を構造部材に使用したRC梁は、一般的な切断鉄筋を針金で結束したRC梁と比較して、「たわみ」「ひずみ」「ひび割れ」の3項目において、強度アップの効果が確認されました。
なお、高山教授による実験報告では、『現場での鉄筋組み立て時の手間数が少ない点が、最も大きい長所』『在来工法では針金による緊結の「忘れ」や「手抜き」を招きやすいが、この点を軽減できる点も利点』との評価もいただいております。